今週はちょっとリフォームを離れて、映画の話です。

東中野に100席足らずの小さな映画館「ポレポレ」があります。
先週上映中の『人生フルーツ』を家内と二人で見て来ました。

90歳と87歳の老夫婦の生活を捉えたドキュメンタリーなのですが
泣けました…。こんなに感情に触れた映画、何年振りでしょうか…

元建築家のご主人と、その奥さんの日常を淡々と描写し
樹木希林さんのナレーションが、これも淡々と流れるだけなのに、
何といえばいいのか、感動という人為的なものではない
誰にでもある、「生きる、命」という心の中の根源的なものに
触れてくる感じなのです。

奥さんは敷地に実る野菜や果物を使って、毎日毎日、ご主人のために
ご主人の好きなものを作ることを日課として楽しんでいます。

雑木林に風が吹くと、葉が落ちて土が肥える。
そして果実が実る。。。。

そんな力強い自然のサイクルの中で、生きることの意義を感じさせてくれる
そんな映画です。是非ご覧下さい。

ちなみに館内満員でした~

映画