本日は久々に日野市の現場に行って来ましたが、やはり8月と比較して交通量がグッと減りましたね。
行き帰りの運転疲れも夏休みシーズンの大渋滞を経験すると少しは楽になったような​気がするので、何事も都合良く捉えると日々のストレスともうまく付き合えそうです。

どうも、水曜日担当のイマハシです!

本日もご閲覧ありがとうございます!!


さて、早速前回の続きに入らせていただきます。

先週は日本の空き家事情について、地方と都心で原因が違うことが分かった!というお話をさせていただきました。

今回は、海外での空き家事情の前に住宅に関する意識の違いという観点から調べてきたことをレポートさせていただきます!!


まず日本と海外の空き家率なのですが、
日本  13.6%​過去最高​(2018年)
アメリカ 約11%
シンガポール 約5%
イギリス 約2.5%
ドイツ 約1%!!!
もちろんこの中で注目すべきはドイツの1%です!
え、数字を見ればそりゃそうだって??

違うんです。ドイツは日本と同じく少子高齢化の国なんです!!
人口分布のグラフは日本と同じくツボ型です。
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人口は日本の約65%前後とやや少ないですが、様々な観点から見てデータへの影響は大きくないと考えられます。

では、なぜ空き家率に差が出たのか?

それは住宅を1世代限りの消耗品と考えるか、継承していく財産と考えるかの違いです。

日本では、高度経済成長期の人口激増で住宅不足に陥りました。

住むところがなければ生きていけませんから、大量の新築物件が乱立され、次第に国民は「質より量」「住宅は新築」という考えが染み付いていきました。

一方ドイツでも、19世紀から20世紀にかけて産業革命が起こり、日本同様に住宅不足に直面しました。

そして、やはり同じく新築住宅が大量に建設されたのですが、
  • 環境的・歴史的要因から頑丈なレンガ造りの建物が主流だった
  • 保守的な国民性であった
という点から長く住めて、次世代にも受け継いでいける住宅が多く作られたのです。


ここまで住宅に対するアプローチの仕方が違えば、長い時を経てこれだけ大きな差になるのも理解できますね!


このようなドイツ国民の考え方は、現代でも脈々と続いており、首都ベルリンでは築100年超の集合住宅がいまも現役バリバリで住まわれています。

日本で築100年って言ったら見学するところ、なんて思っちゃいそうですが…笑


と、ここまで日本とドイツの住宅への考え方の違いを書いてきましたが、いよいよ来週!やっと!ついに!遅くなりましたが…笑 実際ドイツではいまどうやって空き家率少なくしてんのさ?ってところについてお話ししようと思います!

私も想定外でしたが、3週目、突入です…

それではまた来週お会いしましょう