木曜日担当の大森です。

最近Youtubeである動画を見つけました。
”現代では再現出来ないロストテクノロジー6選”
なんと!SF好きにはたまらない題名…!!
そのうちの1つにあったのが
”ローマンコンクリート”

むむ!どんなコンクリートだ!
そう思いその動画+色んなサイトで調べました。

一言で言うと
”2000年前から強度が増してるコンクリート”
どうやらこのコンクリート、成長するらしいです。
基本的に現代の鉄筋コンクリートは劣化する一方なのに逆に強くなるとはどういうことか。

このローマンコンクリートはローマ時代に作られ
あの有名なパンテオンでも使われているそうです。
ちなみに最古の鉄筋コンクリート建築物は
1904年にパリで建てられたサン・ジャン教会なので
RC自体はごく最近の技術なのですが、
コンクリート建築物は実は歴史が長いようですね。
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さてそのローマンコンクリートの謎についてですが、
実は海水と火山灰がミソのようです。
この2つが長いながーい年月をかけて反応を起こし
コンクリート内部に”アルミナトバモライト”という
結晶体を生成することで、
内部に劣化を促す二酸化炭素等や塩害を防ぎ
超寿命化を果たしているのだとか。
IMG_1793


そして防波堤に使われる際には化学反応元の海水が
絶え間なく注がれるので内部の結晶がどんどん
密実になり強度が増しているとの事です。

実はほぼ解明出来てきて実用化も目前なのですが、
強度が出るまで時間が掛かりすぎるので、
竣工後すぐ利用者がばんばん入る現代では
やはり使えなさそうですね…

それにしてもロストテクノロジーすごい…!!
日本ではまだ弥生時代で、
卑弥呼が生まれるずっと昔にコンクリートでドームが
建てられていたと思うとなんか不思議な感覚。

気になった方はたくさん動画やサイトがあるので
また一度検索してみてください\(^^)/