先のブログで、社内旅行での新入社員の悲哀を書きました。
もうひとつ、40年余り前の新人のお話です。

新卒で入社したのは、一応、東証一部上場の建設会社で
7階建ての自社ビルもあり、社員総数も八百名以上だったと
記憶しています。

入社してからの壮絶社内旅行、多数の飲み会、連日の麻雀と、
驚愕の日々でしたが、もうひとつの驚きが「宿直」という制度です。

当たり前のようですが独身の社員だけに順番で回ってくる
夜間警備のための特別勤務です。

一晩宿直室に泊まり、夜間の電話応対と、ビル内警備をするのですが
ものすごくいやでしたねぇ~(笑)

二人一組で、手当てが確か3000円くらい出たと思いますが、
汚い宿直室の、薄汚れた毛布と布団(いつ洗濯したのか)で寝るのは
凡そ二ヶ月に一度くらいとは言え、毎度入社したことを後悔し
早く結婚したいと切実に思ったものです。。。

二人一組とは言え、数十回経験した宿直勤務を二人でしたのは一回だけ。
先輩は当日無断欠席、前日手当てを礼金に欠席、昼飯おごりで欠席等々…
ずっと一人勤務でした

誰もいない、一人ぼっちの暗い事務所ビルって、結構怖かった。。。
巡回警備なんて勿論しません。独り身の寂しさを噛み締めて
ひたすら寝る努力をするだけの宿直でした。
今はもう無いだろうなぁ~