以前、大学の建築学科入学者は大別して、

 ①元々絵や造形、デザインが好きで、自分で描いたりしていた人。元美術部出身者も多い。

 ②実家や親、親戚が建築関連業の家で育った人。自営業、社長業の子供も多い。

 ③理系なのだが、これと言って熱望は無く、たまたま景気の良い業界だったのできた人。
  あるいは人に勧められてきた人も多い。

 ④その他

 とKさんのお話を書きました。

 その他って何?と尋ねたところ、K氏曰く、たまたま受験した学科で合格したのが建築だった、

 何となく…等々もっとも意識の薄い人達…と言うことです。

 新入生は約400人強、そのうち①+②=③+④くらいの割合だったそうです。

 当然、建築学の勉強が始まった当初は①+②はすぐに順応して、成績も優秀、先を進みます。

 ③+④の集団は「何だつまらない」「こんなの無理」「取りあえず卒業しよう」と思う者が続出。

 2年生になった時には、400人は約半分になっていたそうです。

 ちなみにK氏はこの③~④の一人だったとのこと。

 「建物に設計図が必要」と言うことすら知らずに、その道へ踏み出すことになりました。

 
 それでは又、木曜日に。楽しい週末をお過ごし下さい

                  シンガポールで遭遇した花嫁さん  (本文とは無関係です)

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