一週間の出来事を記事にしたいと思っても、話のネタ等そうそうありません。

 むしろ、何もない平凡な毎日こそ、幸せと言えるのかもしれません。

 そこで、ネタに苦しむよりも、これから建築をお考えの方達がいるならば

 少しでもお役にたつことを書こうかと奮起して(且つネタ不足解消を兼ねて)

 連載で、業界の裏事情(?)を書いていこうと思います。 


  老人の昔話や、主観にならないよう、経験してきたことを客観的に

 話すことで、「建築のことは素人で…」とお考えの方々が、

 これからご自身に関わる建築を依頼する人達、業界がどんなものか

 ちょっぴり参考になればと思っております。

 あくまで客観的に!…ですねw

 
 前置きが長くなりましたが、それでは本題。

 以前、息子が小学生の頃、学校でお父さんの職業について

 作文を書く宿題がありました。

 息子曰く、「お父さんは建物を作る人だって言ってたから、大工さんでいいんだよね?」

 私「いやいや建物の図面を描く設計というお仕事だよ」

 「何、図面って?」「建物の絵を描くことだけど」「じゃ絵描きさんみたいなもの?」

 この後、こんなやりとりは一回では終わらず、結構何回かあったように記憶しています。

 息子の能力の問題もないとは言いませんが、

 現実には、「建築の設計」を理解して、家や建物を建てる行為に

 正しく結びつけておられる個人建築主は、100%に満たないと思われます。

 
 ジャングルに住む住民は家を作るのに図面を使いません。

 戦後間もなくの焼け跡では、住民自らバラックを建てています。

 勿論図面なんて面倒くさいことを考えている余裕は無かったことでしょう。

 極論を言えば、建物は図面が無ければ建てられないのか…と言えば答えはNO。

 これが息子の素朴な疑問に繋がっているように思います。

 次回に続きます。

                有名なシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズ。見上げました~

   
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